EC-CUBEの問題点8
2010年4月28日
EC-CUBEの問題点は今回で最後にさせて貰います。
さて、マーケティングの問題点としては、LPOがあります。
EC-CUBEは非常に良いツールなのですが、マーケティング部分が弱く、PPC広告からのリンク先としてのランディングページの構築がしづらいという点が上げられます。
ランディングページとは、Yahoo!、GoogleなどのPPC広告からリンクされたページを集客ページの基点と考えて、そこからコンバージョン率をあげるための対策をすることをLPOと言います。
このランディングページの制作をEC-CUBEでするには、user_dataという領域を利用しますが、URLにuser_dataが表示されてしまいます。
これは、mod_rewriteで対応できるのですが、そもそも、エンドユーザは簡単にランディングページを作成することは困難であります。
EC-CUBEをカスタマイズしてくれる会社に依頼しても費用が発生してしまいますので、いくら投資してもコストに見合うかどうか疑問が出てきます。
これを対応するためには、WordPressを前面にして、EC-CUBEを後ろに持ってきて、構築する方法で対応することが一番効率が良いということになりますが、EC-CUBEとWordPressの2つのシステムを利用しなければなりませんので、エンドユーザは勉強するのに時間が掛かってしまいます。
EC-CUBEにCMSの機能があれば良いのですが、実装されておりません。
Magentoであれば、LPOとしてランディングページを作成する機能がキャンペーンとして存在しますので問題はありませんが、EC-CUBEのキャンペーンページ作成も使い勝手良いものでもありませんので問題があります。
他には、EC-CUBEにはサイト内検索はありますが、そのキーワードを集める機能がありません。
サイト内検索では、目的の商品を探しだせなかった訪問者が利用する機能ですが、このサイト内検索を利用することは、お客様の要望であり、ユーザビリティが悪いのか、商品のカテゴリ分けの仕方が間違っているので、コンバージョンを上げるためには、非常に重要であります。
もう少しサイト内検索機能を充実しなければならないのは、サイト内検索のキーワードを集約して、その結果を表示する機能が必要であります。
これもカスタマイズすればすぐに対応できますが、やはりカスタマイズ費用が掛かってしまう問題があります。
これまで、EC-CUBEの問題点を技術面、マーケティング面で説明させて頂きました。
他にも細かい問題点はありますが、問題がないシステムなどはこの世にはありません。
EC-CUBEがここまで導入されていることを考えると、国産のECサイトのオープンソースである点と、インターフェイスが良いところがあります。
ここまで立派に作られた国内向けのECサイト構築がなかったのですから、これがオープンソースで提供され、誰でも利用できることは非常にすばらしいことです。
もっともっと、使い勝手の良いツールになることが出来るので、当社としてもこれからも応援させて頂きたいと思いますし、Fork版を開発して、マーケティング面、レスポンス面、ソースコードの美しさを追求したEC-CUBEを提供させて頂きたいと考えております。



