クラウド・コンピューティング
2009年11月11日
今日の日経新聞にクラウド・コンピューティングに乗り遅れている日本は挽回しないといけないという記事が載っておりました。
紙面半分の記事だったのですが、クラウド・コンピューティングから始まり、グーグル、アマゾンのPaaSや、セールスフォースドットコムのSaaSと説明されていますが、どうもクラウド・コンピューティングの一部しか説明されておらず、従来型のSIでは到底勝てないみたいな風潮で記述されていることに寄稿された方の知識不足にはがっかりしました。
そもそもSaaSやPaaS、ネットなどをこれまで言われてきたものの中で、サーバ群をあたかも1台のコンピュータとして扱い、それを各クライアントで表示したり、操作したりする仕組み全般のことをクラウド・コンピューティングと言い、ほんの一部だけとられた説明ではないと思われます。
はっきりとクラウド・コンピューティングとは?と誰も定義しておりませんが、グーグルのGmailもクラウド・コンピューティングでしょうし、セールスフォースドットコムのCRMも顧客側で機能追加が出来る仕組みもクラウド・コンピューティングでしょうが、要は処理をすべてサーバ側に任せて、クライアントは表示・操作するだけになることだと理解しております。
そういった点では、当社は、従前からクライアントの業務システムをWebサーバで運営しており、どこからでも利用できるようにしている点は、クラウド・コンピューティングとも位置づけられるでしょう。
そう、クラウド・コンピューティングとは、何も新しい技術でもなんでもなく、従来の技術の積み重ねに過ぎないということです。
これを「これからクラウド・コンピューティングでしょう」といういつものバズワード化して、またまた、この業界の悪い営業スタイルが出てきているのではないかと思います。
結局、Web2.0とかもそうだったと思いますが、それでビジネスに変化があったでしょうか?
今回のクラウド・コンピューティングは、グーグルやマイクロソフト社のサーバ群がとてつもない数で動いており、その規模にはビックリするものがありますが、新しいことではなく、規模が大きくなっただけだと理解しております。
問題はそこからのビジネスがどのように変化するのか見極める必要があります。クラウド・コンピューティングの次の活用の仕方という意味になります。
私は、こちらの方が非常に興味があり、ビジネスがどのように変化するのか楽しみでもあります。



